「可愛いね。」


「っへ!?」



美亜ちゃんはもっと真っ赤になった。



「やめてください~~。

わたし、ほめられるとだめなんです;」



と辰巳くんの後ろに引っ込んでしまった。




「そうっすよ。

美亜、かなりのはずかしがりやだから。」




辰巳くんが美亜ちゃんを見るとき

いつも愛しそう。




美亜ちゃんは気づいてないけど、
辰巳くん、ホントに美亜ちゃんが好きなんだと思う。





「そうなんだ。

ごめんね。」



「い、いえ。すいません。」




「じゃあ、俺ら行きますね!!」



蜜たちに手を振りながら

美亜ちゃんの手をひく辰巳くん。







「またな。」




と手を振り返す司。





ホントに仲がいいみたい。
この3人。



弘毅くんといるときと同じくらい、
司は楽しそうだった。