「あ、ここなの。」


「へぇ。」



あんま、見ないで~!!




そんなにいい家じゃないし。




「えっと、送ってくれてありがとう。

それと、助けてくれてありがとう。」



「さっきからお礼いいすぎ。」



軽く微笑む蜂矢くんはやっぱり王子様。




「あはは。ホントだね。」


「じゃあ、明日学校で。」

「うん、またね。」





蜜が手をふったら、蜂矢くんも笑顔をみせてくれた。