まだ16歳になったばかりの女子高生に 旦那様のおじいさまから離婚届けをつきつけられて なにができるの? 反対なんてできない 「絶対に離婚しません!」 なんて堂々と宣言なんて出来な・・ 「あんただったら大丈夫、翔の言葉を信じてあげられる」 「いつだってどんな時だって俺はいつも君を選ぶし、君も俺を選んでほしい」 あたし・・バカだ 足を止めた。 ざわざわウルサい人たちの声が遠くに聞こえる。 ポケットからは再び携帯が鳴り出す。 もう後には戻れない。