地図には、曲線による山が簡単に書いてあり、その山の中腹の右当たりに、コレまた単純な木が3本。その左側に矢印が引っ張ってあり・・・


「ここら辺」


と書いてある(ずび〜ん!!)


ハゲ:こんなんで分かるかーっ!!(がび〜ん!!)


ペシっと地図を地面に叩きつけたハゲ。地図などお構いなしに森へと入った


ハゲ:う〜ん・・・この分かれ道、どっちに行くんだっけ・・・左側だったような気がするけど・・・なんとなく右側の方が近道っぽいから右側から行〜こおっと


こんなことをしているから道に迷うのである


ハゲ:ええ〜、だってぇ、こっちの方が近そうなんだもん。それに、あたしまだ12歳だから、そんなこと言われてもよく分かんない


12歳を盾にしたいいわけ以外の何物でもない


ハゲ:・・・。道に迷ったわ(ガビビーン!!)


言わんこっちゃない。

そして、ハゲが迷ったこの近くに、実は、オオカミもいたのである

ココで簡単にオオカミについて説明しよう。

皆さんが知っている話では、獣である狼が出てくるだろう。
しかし、狼がハゲに人語で話しかけられるわけがないのだ。