いろんなお店が立ち並ぶ所に着いた
「よし、着いたよ」
史織は元気そうにそう言った
「ちょっと...史織...足..速すぎ...」
それもそのはずだ
史織はサッカー部の元エース、つまり小学校のサッカー部1の強さだったのだから
相変わらず速いし...
私だって足は遅くないほうだと思うけど...史織とタケルには負ける...
いちおう一年女子で1番速いって言われてるんだけどな...それに女バスだし...
「わっ!!」
「!!??」
史織がいきなり大きな声を出すから驚いて私は思わず尻餅をついた
「アハハハハハハ」
史織が私を見て大笑いっていうか爆笑してる...
「そんなに笑わなくたっていいじゃん!!」
「ぷっ..悪い悪い...だってそんな驚くとは思ってなくて」
史織はそう言いながら私に手を差し出した
「はい、掴まって」
史織は私の手を引っ張って起こしてくれた
その時私は史織のことを王子様みたいだと思った
「はい、コレ」
「え?ありがとう」
イチゴ味のソフトクリーム...いつの間に...
「さっき売店で買ってきた」
私の考えてる事を...
まさか史織ってエスパー!?
「エスパーじゃない、弥生がわかりやすいだけ」
そんなにわかりやすいかな...?
「うん、わかりやすい」
!?
またしても...

