その場で自己紹介が始まり、 「これからよろしくな。ライブができるようになるまで、ガチで頑張ろうな」 固く握手を交わし 親太郎率いる“Aile D'ange”が誕生した。 □□ 親太郎の治療が本格的に始まったのは、先生から病気の説明がされた翌日からだった。 抗がん剤の点滴を打つ前に、もう一度先生から副作用についての説明があった。 やっぱり親太郎の目は強くて、現実味のない先生の言葉を素直に受け入れていた。