「……おまえら…これからも…Aile D'angeを、よろしく、な……」
「そんなの、当たり前だろ!! おまえがつくったバンドだぞ!? 一生大事にしてやるよ!!」
拓海くんは、強くそう言った。
その言葉に、微笑む親太郎。
「……よかった……」
心から安心した笑顔だった。
でも、すぐに笑顔は消えてしまう。
呼吸するだけで、辛そうだった。
「……なんか…今、起きたばっかなのに…めっちゃ…眠いんだ……」
うつろな目。
あたしは顔を伏せ、嗚咽を飲み込んだ。
でも、少しでも親太郎を見ときたくて。
親太郎の温もりを感じたくて。
涙を見られてもいいから、親太郎の顔を覗きこんだ。


