それから、4日後――…
あたし達は病院へ呼ばれた。
高橋くん達と駆けつけた時には、もう看護師さん達が親太郎の病室から出てきていた。
中へ入ると、斎藤先生が親太郎の側に立っていた。
「……菜緒ちゃん」
おばさんの沈んだ声。
泣き崩れそうなおばさんの肩を、おじさんが支えていた。
「おい……親太郎……」
拓海くんは、布団におさまる親太郎に駆け寄った。
高橋くん、叶くんもそれに続いた。
でも、あたしはこの場から動けなかった。
いやだ……
見たくない……
「菜緒ちゃん。親太郎くんの傍に行ってあげなさい。ずっと、菜緒ちゃんを待っていたんだよ。最期まで、手を握っていてやりなさい」
斎藤先生は、あたしの背中に手を当て、親太郎の傍まであたしを連れて行った。



