親太郎、すごいよ。
全校生徒集まってくれてたよ。
超満員の会場で、ライブできたんだよ。
どうしよう、手が震えてうまくピアノ弾けないよ。
歌詞の2番に突入すると、あたしの震えに気づいた片山さんが伴奏を代ってくれた。
あたしは涙を流しながら、親太郎のもとに走った。
親太郎の頬は、大粒の涙で濡れていた。
あたしの手を握って、親太郎は声を上げて泣いた。
舞台の上で一緒に歌ってくれた生徒も、親太郎と一緒に涙を流しながら歌っていた。
嬉しい……
すごく、嬉しい。
これも、親太郎が今まで全力で走ってきてくれたおかげだよ。
そのおかげで、こうやって学年関係なくみんなの心がひとつになってるんだよ。
見てよ、親太郎。
みんなの心から心へ、キレイな虹がかかってるよ。
会場がたくさんの色で輝いてるよ。
みんな、本当に、ありがとう――…



