あたしの進む道に、少し光りがさした。
徐々に足元が見えてきて、方向がわからなくて立ち止まっていたあたしは、またゆっくり歩けるようになった。
宿題の答えを、ようやく見つけることができた。
それが正解かどうかわからないけれど、早く先生に報告したかった。
学校につくなりすぐに職員室へ走り、担任の前で大声を出した。
「先生、あたし見つけました!!」
職員室にいた先生や生徒の視線があたしに集まった。
先生は椅子を回転させあたしを見ると、頬を緩めた。
「あたし、短大行きます。
保育士になりたいんです。 幼稚園で子供たちに音楽の楽しさを教えたいんです」
興奮して、心臓の動きが早くなった。
ワクワクして、ジッとしていられなかった。
先生は何も言わずに微笑み、何度も頷いた。
認めてもらえたことが嬉しくて、あたしは深く頭を下げて踵を返した。
「田沢っ!!」
名前を呼ばれ、クルリと振り返る。



