しばらく、親太郎は子供達の面倒をみながら、あたしをあやしていた。
その姿がとても温かくて。
まるで、あたし達は保育士になったみたいだった。
子供達とじゃれ合っていると、さっきの大量の涙も引いてきた。
今度は、親太郎が椅子に座ってあたし達の遊ぶ姿を見ていた。
あたしは子供たちにオルガンを弾いてとお願いされ、無理矢理椅子に座らされた。
助けを求めて親太郎を見ると、肩をすくめて笑っていた。
あたしは幼稚園の時に弾けるようになった【ねこふんじゃった】を弾いた。
それに合わせて、踊りだす子供達。
そのあと、チューリップやキラキラ星も弾いた。
簡単な曲しか弾けなかったけど、この時間がとても楽しかった。
親太郎から教えてもらった音楽の楽しさ。
それを満喫できた一日だった。



