「え……痛いの?」
「痛いよー!!」
ワーッと声をあげて泣いた。
あたしの豪快な泣き方にあたふたし始める親太郎。
自分でもさすがに不細工だと思ったけど、止められないんだもん。
親太郎がこんな不意打ちするからいけないんだ。
「親太郎のバーカー」
「……え? 俺?」
あたしの泣き声に、学習室にいた子供達が何事かと集まってきた。
「おねーちゃんどうしたの?」
「え?」
「せんせーい。おねーちゃん心臓痛いんだって!!大変だよ!!早くしんさつしてあげてー!!」
「え? いや、あのね、これは――」
足元でギャーギャー騒ぎだした子供達に、親太郎は慌てて説明をしていた。
看護師さんは、そんな様子を微笑ましく見ていて。
「せんせーい、笑ってないで早くー!!」
必死なのは子供達だけで、
「あらあら大変。一体どうしたのかしら」
看護師さんはとても楽しそうだった。



