涙が次々に溢れて止まらなかった。
あたし達の思い出が、この曲にたくさん詰まっていた。
親太郎の気持ちが、痛いくらい溢れだしていて。
歌を聞いている間、ずっと体が震えてた。
今すぐに親太郎に抱きつきたくて
今すぐに好きだって伝えたくて。
「俺の、今の想いを全部込めたから」
今にも消えそうな親太郎の声。
「俺、国語苦手じゃん? だから叶みたいにいい歌詞は書けなかったけど、全部ストレートに書いた方が気持ち伝わるかと思ってさ」
アハハと頭をかきながら笑う親太郎。
ちゃんと、伝わったよ。
伝わりすぎて、震えが止まんないよ。
嬉し過ぎて、おかしくなっちゃいそうだよ。
「ありがとう……親太郎」
親太郎は椅子から立ち上がり、あたしの顔を覗きこんだ。
「そこまで泣かすつもりはなかったんだけどなー」
困ったように眉間にしわを寄せている。
「だ、だって、こんないい歌を聞かされたら誰だって泣くよ。ストレート過ぎて、心臓が痛いよ……」



