「おいおい。真昼間から見せつけんなよな」
「しかも、こんなとこで」
「センセー。親ちゃんと菜緒ちゃんがいけないことしてまーす」
冷やかしの声が聞こえ、あたし達は慌ててその場に立ちあがった。
そこには、高橋くん、拓海くん、叶くんがイヤらしくニヤけていて。
「おまえら……ッ!!」
顔を真っ赤に染めた親太郎が、3人を殴りに行った。
親太郎から逃げて走り出す高橋くん達。
そのあとを親太郎が追いかけ。
あたしも、仕方なく4人の背中を追うことに。
でも、親太郎はもうあたしをひとりにはしなかった。
「ほら、菜緒」
3人が見ていないすきに、あたしの腕を引っ張ってくれた。
その力はとても強くて、またほんのり染まった親太郎の横顔を見て、あたしもつられて赤くなった。



