親太郎……
「心配して戻ってきてみれば、案の定これだよ」
親太郎……
「どうして……?」
「え? どうしてって、おまえは人一倍負けず嫌いなところがあるから」
親太郎はそう言うと、アスファルトに座り込み後ろに両手をついた。
「おかげで俺もヘトヘト。やっぱ、体力落ちてるよなー」
毎日走り込みしないとダメかな~。と続ける親太郎に、あたしは思わず抱きついてしまった。
あたしがクラスの最後尾だったおかけで誰にも見られることはなかったけれど。
でも、もし他にここを走っている人がいたとしても、あたしはきっとこうしてたと思う。
だって、親太郎の温もりを確認したかったから。
親太郎はちゃんとここにいるって、確かめたかったから。
「お、おいっ……おまえ、急に、なにをっ」



