マラソンで軽々追い越されて、すごく悔しくて。
あたしは親太郎に追いつこうと必死にスピードを上げたけど。
一向に、親太郎の背中は見えてこなかった。
おかしい……
そんなに差はついてないはずなのに。
どんなに捜しても、親太郎の背中が見当たらない。
足が限界を感じて震えていたけれど、あたしは止まらずに親太郎の背中を捜して走り続けた。
どこ……?
親太郎、どこにいるの?
でも、とうとう。
肺が悲鳴をあげてしまい、あたしは膝に両腕をついて立ち止まった。
次々にクラスメイトに追い越されていく。
親太郎……
親太郎……
親太郎…っ!!!



