睨みつけて言ったのに、もう一枚パシャリ。
「もうっ!! カッコ悪いとこ撮らないでってばっ!!」
「いいじゃん、別に」
「よくないよ。ちゃんとあとで消しといてよね」
「気が向いたらな」
「えー!? もう、ちょっと貸して!! 今消しとくから」
「はぁ? 絶対ダメ」
「なんでよっ!! いいから貸してっ!!」
「絶対、イヤ」
親太郎は目一杯腕を上にあげてあたしからカメラを遠ざけた。
それを必死に追いかけるけど、どんなに背伸びをしても手が届かなくて。
あたしは意を決して少し腰を宙に浮かせ、親太郎からデジカメを奪い取った。
その時――。



