「俺ら、何を躊躇ってたんだろ……」
拓海くんが俯く。
「そうだよ。親太郎は、俺らの仲間なんだよな。俺らの仲間が1人で闘ってんのに、俺らが逃げてどうすんだよ」
……拓海くん。
「バカは俺ら、か」
高橋くんがフッと笑った。
あたし達は、4人で目を見合わせた。
親太郎の手紙で、みんなの心が動き出した。
ヘタな文字でも。
漢字を知らなくても。
こんなにも“ヒト”の気持ちを動かせるんだね。
親太郎。
みんなに、親太郎の気持ち伝わったよ。
親太郎はひとりじゃないよ。
こんなに素敵な仲間がいる。
親太郎が頑張って見つけた仲間だよ。
一緒に、闘っていこうね。
「よぉし!! 気合い入れて見舞いにいくぞぉ!!!!」
あたし達は、高々と拳をあげ
大声で笑った。



