プレゼント? そう聞くように、親太郎は眉を上げた。 「じゃーん!! 文化祭でやる曲でーす!!」 ドーンと親太郎の目の前に紙を出した。 3曲書かれている。 「叶くん達が、親太郎の好きな曲ばかりを集めてくれたんだよ」 「……マジ?」 あたしは、うん。と頷いた。 「早く治して、練習しないとね」 微笑みながら、静かに言った。 すると、親太郎は突然あたしに背中を向けた。 「………」