2人でコタツに入り、うつ伏せになってゲームをする。 時刻は深夜1時。 部屋の中も、部屋の外も怖いくらいに静かだった。 お互い身を寄せ合い、少しでも気を紛らわせる。 「今日こそは成功するよね」 あたしは、親太郎の手の中のゲームの画面を見ながら言った。 「余裕っしょ。だって俺、まだ全然眠くねぇし」 親太郎も、画面を見ながら言った。 ピコピコと音を出すゲーム機。 それが段々子守唄に聞こえてきて、とうとう、瞼が落ちてきてしまった。 「わっ!!!!」