「ごめんね…今日子…
安易にサプリメント薦めたばっかりに…」
イさんの部屋を出て、
エレベーターの中で、
すまなそうに私に言う典子
「典子が気にすることないよ…
私が、たまたま、当たっちゃっただけだから…
それに
こんなに若返ったから、
めちゃめちゃ悪いクジってワケじゃないしね」
典子にいらぬ心配をかけたくないという思いと
自分で自分を
励ますつもりの言葉が出た
内心は…
いつまで、この身体のままなのか…
突然、誰かの目の前で
戻ってしまったら…
と、考えると
不安で仕方なかった…
そして
典子と別れ、
私は、マサコの店へと向かった…

