俺の後ろをゆっくりと
歩く彼女
さっき言ったコトを
気にしてるのだろうか…
いや、
気にしてるのは俺か…
いや、
でも…
立ち止まった俺の背中に
彼女の顔がぶつかった
「…たっ、す、すみませんっ」
「あ、いや、スマンっ」
振り返り、
彼女の様子を見ると…
表情が、どうも冴えない感じで…
「か、課長、もうここで結構ですよ
タクシー乗り場、すぐそこですし…」
俺の顔を見ることなく
視線の先にある
駅のターミナルを見つめてる
「いや、もうかなり遅いし、
俺も一緒に乗って帰るよ、
どうせ、同じ部屋に
帰るんだし…」
「で、でもっ…」
「さ、行こう」
また、俺は
クルリと進行方向を向き
歩き始めた

