「んー…
マサコさんとデュエットしたのは
覚えてるんですが…」
首を捻りながら
ようやく、思い出した内容を
俺に差し出した
デュエットって…
その後は、覚えてナイのかよっ
はぁ…
仕方ない…
「マサコとデュエットした後、
お前ら意気投合しやがって、
知り合いに紹介してもらった
今の部屋、会社まで遠いし
周りに知り合いがいないし、
心細いって、
何度も何度も言うから、
マサコが俺を差し置いて
お前とルームシェアの話
を勝手に進めやがったんだ
念書も書いてるぞ、お前
マサコが持ってるけどな…」
「ま、マジすかっ?!」
額に筋が出るんじゃないか?
と思うくらい、
打ちのめされた表情しやがったな!
そんなに、
俺とのルームシェアが
イヤなのか、コイツ?!

