願望恋愛♪ ~もしも・・・~


「奥山主任、柴田さん、石井くん…」


私たち3人を呼ぶと、
課の奥のミーティングルームに
行くよう、課長が指示をした

そこで私たち3人は、
課長の話すことに
驚きを覚えた…

と、言っても
私は、さとみから少し
それらしいことは、
聞いてたから、
驚きも半分くらいだったけど…


そう
この会社、
今月の役員会議で
松嶋グループの傘下に入ることが決定する

まぁ、ようは
確実に、乗っ取られたってコトだわね…

でも、
誰も辞めさせられないし、
役員のヒトたちも、
そのまま…

なんて、良心的な乗っとりなの…?

とりあえず
私たち3人には、
知ってて欲しいから
伝えたんだそう


「で、あの、課長…

仕事の続きしたいんですが…」


残ってるデータ、
早く片付けたいんだなぁ


「あ、あぁ、
残りは明日でいいから…

あ、石井くん
送ってくから、早く着替えてきてくれ」



「へ?
そんな、わざわざ結構なんですけど…
バスもまだありますし…」


「つべこべ言わずに、着替えてこいっ」


「は、はいっ」


う…

年下に、怒られちゃったよ…