「申し訳…ありません…
私が何者か…は、お答えすることは出来ません
ただ
私は、仰る通り
“山内芽依”でないことは確かです
これ以上、課長の会社に迷惑をかけることは
できませんので
私の存在はなかった事にしていただきたいのです」
「なかったこと…?
そんな勝手なこと出来るかっ!
君の仕事は、誰もが必要としてた仕事だ
今だって、休職扱いにしてあるから
また、復帰してもらおうと思ってたのに…
そんなコト
オレが許さないっ!」
クールで、何事にも動じないと思ってた課長が
声を荒げた
そして…
スッとソファーから立ち上がり
私が座る方へ来たかと思えば…
私の手を引っ張り上げた
と、思ったら
私は
課長の腕の中に納められた…
え…
どう…して…?

