「アタシ…
２人とはイトコ同士なのよぉ」
「イ、イトコっ？！」
「そぉーんなに驚かなくってもいいぢゃないっ！！
まぁ、２人の母親と、アタシの父親が兄妹なのよ
アタシの父親がイチバン上で、
真ん中に、一人いて、末っ子が２人の母親なの
父たち兄妹
松嶋のグループ会社で
それぞれ働いてたの
２人の母親は、
松嶋の受付してて
龍也と芳樹の父親が見染めて強引に結婚しちゃったワケよ
その頃は、
まだ、松嶋も、今ほど大きくなかったから
２人の母親も父親を支えるために
秘書として
どこへ行くにも付いて行ったの
当然…
２人の家にお手伝いさんはいるけど
遊び相手にはならないから
アタシが度々呼ばれて
２人のウチ行ってたの
名目は、
２人の勉強を見る
家庭教師としてね」
「か、家庭教師っ？！」
口に含んだ紅茶が噴き出しそうになった
「んまっっ
失礼ねっ！
そんなに驚くことないぢゃないっ！！！」
「あ、いや…だって…」
「全くっ！
私、こう見えてもＷ大卒なのよっ！！」
「えぇっーーーーっ！！」
そ、そんな風にみ、みえない…
