願望恋愛♪ ~もしも・・・~


「それに…

アタシ、アンタのこと知りたかったのよ

21にしちゃ
妙にオバさんくさいし
“ウインク”だって、
完璧に振り付きで歌っちゃうし
いろんなコト知ってるし

これで、疑問が解決したわよ~

じゃぁ、これからは
呼び方、今日子でいーわねっ
私もマサコでいーからっ」


「え、あ、はい…」


「で、
住むとこは、安心していいわよ
ウチには、部屋が余ってるし

ただ、
いろんな人物が出入りするから
それだけは、ガマンしてよ

あと…

問題は…

よっちゃんと龍っちゃんのコトよねぇ…

龍ちゃんはともかく
よっちゃんよねぇ…

だぁって
アンタ、シちゃったからねぇ…

よっちゃん
あぁ見えても、一途でカワイイとこあんのよぉ

オンナ、とっかえひっかえやってたケド
アンタが気に入っちゃったってコトよね…


でもねぇ…


アンタが元に戻っちゃったら
そりゃ、よっちゃん
傷つくわねぇ…」


意外にもチーズケーキを
フォークで小さく分けて
一口ずつ口に運びながら
私が口を挟む隙を与えないまま
喋り続けたマサコ


アゴとか
疲れないのかな…