願望恋愛♪ ~もしも・・・~


ゆっくりと中へ足を踏み入れれば

ベッドに横たわる人


点滴が何本もつけられ
頭や、腕や足には白い包帯が巻かれて…


そんな姿が目に飛び込んだ瞬間
涙が溢れた


「なん…で…」


ベッドの傍に近づき
眠る人の顔を見つめる…


掛け蒲団から出ていた腕を触り
掌を両手で握る


握り返してくれるハズもなく…


しばらく、そうしていた