名古屋駅に着き
ホームを出る

方向からすると
バスターミナル


てっきり
新幹線に乗っていくもんだとばかり思っていたら
高速バスだったんだ


目的のバスを見つけた芽依は
バスの前にいた乗務員と
やりとりし、バスの中へと乗り込んだ


この高速バスは予約が必要のようだった

予約もなにもないオレは
少し考え、
バックの中からツバの長いキャスケット帽を
取り出し、目深にかぶり
乗務員のところへいった


そして、
平日なせいか、
席は空いてたので
代金を払い、バスに乗り込んだ


芽依に見つからないよう
できるだけ顔を背けて
後方の座席へと座った


座席へ行く時、
座った芽依をチラと見れば
窓の外を
見ながら溜め息をついていた