「降りるぞっ! なに、寝ぼけた顔してんだっ?! 足元、しっかりしないと 転ぶぞっ!」 「は、はい…」 会計を済ませた課長が すぐにタクシーから降りて、 スタスタと マンションのエントランスへと 向かう は、早ぇー ちょっとくらい、 私の歩幅に合わせてくれても…いいのに… 部屋へ向かうエレベーターの中でも 無言… なんだか… 超気まずい…気まず、すぎる…