私はなるべく顔をふせた。
こんなある女を抱き抱えてるなんてことをしなくても桜橋凜斗はモテるわけで・・・
キャーキャーと言われている。
私は一体全体なんなんだ!?
超・・・イタい子?
「何あの女ーっ・・」
「誰だよっ」
「なに調子のってんの?」
私はその声を聞いて飛び掛かりそうになった。
だけど自分のこの状況を忘れてた。
全く身動きがとれない。
意外とこの男は強いみたい・・・
私が敵わないくらいの強さがあるみたいだ。
いつになれば離してもらえるのか・・・
私はひとつため息をはいた。
私の悪口言った女子、顔覚えとこ。今度脅そっ。
私はそうしてキラッと目を光らせた。
そうしているときに私の耳元に桜橋凛斗の唇がちかづいた。
なにを言われるかなんてわからないのに思わずドキりとした。
「顔、あげたら?」
そう甘い声で囁かれた。
私は声をださずに首を横に振ることで抵抗する。
私がそうした瞬間に、桜橋凛斗が何かを言った。
私はその呟くような声は聞こえなかった。
次の瞬間・・・
顎を桜橋凛斗ね親指と人差し指によって持ち上げられた。
「!?」
気づいたときには彼の顔が目の前にあって・・・。
あと少し動いたら二人の距離は0になってしまうだろう。
その瞬間、女子たちの悲鳴がおこった。
「桜橋凛斗さんが!!!
いやぁぁぁっ!!」
・・・うるさいな・・・
ただの、フリなんですけど。
寸止めなんですけど。
そう自分に言い聞かせていたがドキドキしていた。


