「いやっ・・・
こんなこと不謹慎かもしれないけど・・・
可愛い・・・」
桜橋凛斗ははにかんでいる。
全くビビっている様子がなかった。
なんと言うことだ・・・。
これが効かない人が二人もいるなんて・・・。
思わず崩れおちそうになるが、抱き抱えられてるため、おちなかった。
ふらりとした頭をおさえ、折れそうになった心を修正して口をひらいた。
「可愛くないから。
おろして。」
冷たくバッサリ言い切る。
先輩だっていうのに敬語を使わない私。
そして桜橋凛斗が私に返答をする。
「おろしたら奏斗に怒られるんだよね。
あいつ、弟の癖に調子のりすぎだっつーの」
ハハっと笑いながら話す桜橋凛斗。
私はある一語が耳に残った。
「弟??」


