「いいかげんにナメないでくれる? いい加減、殴るよ?」 私は口元だけ笑みを浮かべ、奴のあばらに拳を力強くぶつけた。 奴はビクともしなかった。 「ねー、ちゅーしていい?」 奴は私の顔に近づく。 ――――――――ドキッ 思わず自分の胸が跳ねた。 なんで、こんな奴にドキッとしてるの!?私! 「ふ、ふ、ふざけないでって言ってんじゃん!」 私は怒鳴った。 この胸の高鳴りを吹き飛ばすかのように。