男は体をよじらせている。
ごめん!卑怯なことして・・・。
私はその隙に相手にのしかかった。
そして頬を思い切り殴る。
それも何発も
血がどんどん出てきてグロくなってきた。
自分の頬にも相手の血が飛び散る。
汚い、気持ち悪い。
危ない。・・・自分、こんな喧嘩できてるの?
そんな中、誰かの声が耳に届いた。
「はいはいっ・・
ちょ、グロいよー
しゅうりょー」
パンパンと手を叩く音がきこえ、その声が倉庫に響いた。
「キミが強いのはよーく分かった。
しかも俺らのトップクラスだってこと。」
私は手と手をはたきながらそれを聞いていた。
総長だ。
「りょーかいっ
俺らのとこに入ることを許しましょーっ」
そういって総長は私の頭に手をポンとのせた。
私は私より背の高い総長を見上げた。
別に睨んだわけじゃない。
結構、イケメンさんだ。
私が見つめていると、総長は私にむかって微笑んだ。
思わずドキッとした。
ヤンキーでも笑うんだね・・・。
私は顔が赤くなっていないか心配になって両手で顔を隠した。


