私は引いたりおしたりをくりかえした。
男は『っく・・・』
とかそういう言葉を繰り返している。
なんとか堪えてるんだ・・・
私は鼻で笑った。
まだまだ、私のマジはこんなんじゃないよ?
私は仕留める、そう思って、力をいれて男を押し倒した。
だが、男は頭をおさえるだけであまり効いてないようだ。
やっぱ、副総長なだけあって一発では仕留められないよね・・・。
私は少しため息をはく。
「コッチからいくぞ」
危なっ・・・!
相手の声とともに、相手の拳が私に迫ってきていた。
気ぃ抜いちゃったからだよ、自分!バカぁ!
・・・避けられない!
「っ・・・」
頬に走る拳独特の痛み。
けっこう効く・・・
口が切れてしまっていた。
私は舌で自分の唇を舐めた。
うわ、鉄みたいな匂いの味がする・・・
うわー・・・気持ち悪ぃー・・・


