『……。』



ふと、窓際に集まる女子に、視線を向ける。



さっきはそんなこと考えなかったが、女子は一体何であんなに騒いでいたんだろうか。


…どうせ、しょうもないことなんだろうけど。




冷ややかな視線を窓際に送りながらも、俺はある１つの影を見つける。


その影は唇を噛み締め、手に握り拳をつくりながら、何かに震えていた。


…はたから見たら、すごい可笑しいんだけど。