私の手のひらは、プレッシャーでほんのり湿ってきました。 …怖い。怖いんです。 先生とクラスメートの好奇の目。 …そして、 会長からの視線、が。 とてつもなく。 『……。』 機嫌を伺うように、隣をチラッと見る。 実は、会長とは隣の席。 …不運、なことに。 「……。」 私の視線に気づいた会長も、私をチラリと見てきました。 あながち「俺が教えたんだから、解けるよな」と言ってるような会長の視線は、私にとって怖くて仕方ありません。