『ふーん…。』



返す言葉が見つからず、適当に返事をする俺。



美穂が受験を頑張ったとか、頑張らないとか。

俺には関係ないし、興味がない。



…だけど、美穂は俺に話したいようで。



「最初、模試もE判定で諦めようかと迷ったんですけど…。」

『……。』



俺のわかりやすい意思表示を無視して、ツラツラと話し初める。



こういうところが、鈍感っつうか…。

面倒くさい。



俺はため息を吐きつつも、美穂の話を聞いてあげることにした。



…あとで、購買のパンおごらせよ。