色々な思考が頭を飛び交ったけど、結局たどり着くのは1つで。 案外それは、簡単なもの。 ――私は、純粋に会長に可愛く見られたかった。 「美穂は、別に変わらなくてもいいと思うよ。」 そう言った会長の表情は、珍しく照れたように優しくて。 そんな会長の表情が、また一段と涙を誘います。 きっと会長が言ってくれた言葉は、私が何より言わないで欲しかった言葉であって。 だけど何より、言ってほしかったもの。