つうか最近、いつもこんな感じだ。




人と鉢合わせるのが嫌いな俺は、いつも最終下校時刻ギリギリに校舎を出ることにしている。



美穂がいなくなってから、仕事が終わったあとの最終下校時刻までの時間が暇。


いつもは(美穂が足引っ張るから)ギリギリに終わるのに、俺1人だと時間が有り余りすぎてしまう。




『……はぁ。』




一つ、ため息。




そりゃあ、仕事が早く終わるに越したことないけど。


たまには暇な時間もいいけど。



美穂とギリギリまで仕事をやるのも、案外俺は、嫌じゃなかったのかもしれない。