【美穂サイド】 私、気づいてしまいました。 『結愛先輩…。』 いくら、可愛いお洋服で身にまとったって。 いくら、可愛らしく結愛先輩がお化粧をしてくれたって。 『…やっぱり、私には限界があるんですよ…。』 この“瓶底メガネ”がある限り、可愛くはなれないって。 「なに言ってるの~、大丈夫だよ。」 陽気な結愛先輩は何を根拠に大丈夫と言ってるのか、私の肩をボンボン叩いてきます。 正直、力加減を間違えてる気がしますが、少しの間の我慢です。