私の決心がついたからか、急に悪戯っぽい笑顔で笑う結愛先輩。 さっきの真剣さはどこに行ったのか、急なテンションの上がりように、私は少し戸惑ってしまいます。 『で、でも…っ!!』 私が今着ている服と同じものを手に取り、早くもレジに向かってる結愛先輩の背中に向かって、私は慌てて叫びかける。 可愛くはなりたい。 そして、ワンピースもほしい。 だけど、今月はお金がピンチなわけで…。 このままレジに商品を差し出されてしまっては、違った意味で困ってしまうのです。