会長サマのお隣。




『………へっ!?』




髪の毛、食ってる…??




………。




『嘘っ……!』




時間差でやっと会長の言葉を理解した私は、慌てて飛び跳ねます。




髪の毛とか、恥ずかしすぎる…!


一瞬でもキスされるかと思った自分が、バカみたいです。



穴があるなら、そこに入って消えてしまいたい。





『…とれないっ!』



しかも、緊張してるからか、焦ってるからか、全然口元にあるはずの髪の毛がとれない。



何回も口元を拭いますが、宙を切ってしまうのです。