その先生の言葉が終わるのと同時に、漏れてくるのはクラスの皆さんの声。



「内藤くんがやるなら、あたしがやればよかった~。」

「ね~!山田さんズルーイっ!」



…いやいやいや。

最初に押し付けたのは、皆さんなのに…。


そういう時ばかりは、酷いと思います。


むしろ、変わってあげましょうか。


…いや、変わってください。








そんなこんなで、当然、私と変わってくれる人は見つからず。


結局、私と内藤勇輝はクラス立候補者に選ばれたのでした。





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