「いいっていいって、気にすんな」
林は右手をひらひらと振りながら笑った。
見た目に反して(失礼)気のいい人物のようだ。
「俺みたいな写真屋ってのはさ、客に来てもらうんじゃなくて、こっちから出向くんだ」
首をひねるあたしの横で、達郎がなるほどとうなずいた。
「イベントとかに、カメラマンとして参加するんですね」
「その通り。あんた勘がいいな」
町内会の旅行や地元の運動会など、それらに参加して写真を撮るのが、主な収入源だという。
「あとは学校だね。少子化だなんだって言われてるけど、修学旅行や年度末なんてのは大忙しさ」
「年度末、ですか?」
「卒業アルバムを作るんだよ」
あー、なるほど。
「俺が撮るアルバム写真は評判いいんだよ。生徒がみんな笑顔だってね」
「へぇ。なんかコツでもあるんですか?」
「コツなんて威張って言うもんはないけどね、シャッター押す時に面白い顔したりはするよ」
面白い顔…。
林は右手をひらひらと振りながら笑った。
見た目に反して(失礼)気のいい人物のようだ。
「俺みたいな写真屋ってのはさ、客に来てもらうんじゃなくて、こっちから出向くんだ」
首をひねるあたしの横で、達郎がなるほどとうなずいた。
「イベントとかに、カメラマンとして参加するんですね」
「その通り。あんた勘がいいな」
町内会の旅行や地元の運動会など、それらに参加して写真を撮るのが、主な収入源だという。
「あとは学校だね。少子化だなんだって言われてるけど、修学旅行や年度末なんてのは大忙しさ」
「年度末、ですか?」
「卒業アルバムを作るんだよ」
あー、なるほど。
「俺が撮るアルバム写真は評判いいんだよ。生徒がみんな笑顔だってね」
「へぇ。なんかコツでもあるんですか?」
「コツなんて威張って言うもんはないけどね、シャッター押す時に面白い顔したりはするよ」
面白い顔…。


