あの日も、何も変わらない朝だった。 「いってらっしゃい~。」 って笑顔で見送られ、お母さん特製のお弁当をカバンにしまって、大きく手を振った。 「いってきま~す。」 空も青くて、太陽も輝いてて、何も異変に気付かなかった。 いつものように、学校生活を送っていた。 学級委員を押し付けられて、みんなに頼りにされて、でもそれはけっこうプレッシャーで・・・。 そんな、何も変わらない1日だった。 1日のはずだった。