わたしの意見なんておかまいなしに、濃厚かつ甘々なKISSの嵐。 先生に見つめられると嫌といえない。 先生も私の事を想っていてくれたって知ったから余計に、愛しくて仕方ない。 先生の首に腕を回す。 キラキラとカーテン越しに陽の光が注ぐ。 甘々に溺れていくふたり。 「ワン!!」 瑠璃の一吠えで現実に引き戻される。 「先生、本当に遅刻するって!! 」 枕を先生の後頭部めがけて降り落とす。