「バカだな。 」

抱き寄せられると、こんなにもドキドキしてる。

先生の胸の中でぬくもりに包まれながら、耳元に聞こえてくる先生の鼓動に安心していく。

そんなわたし達の横で、「ク~ン」って一鳴きして眠りにつくワンコ。


 「先生、この仔に名前つけてあげなきゃね。」

 「深海の好きな名前でいいよ。」

 「悩むな・・・。 ゆっくり考えてもいい?」

 「いいよ。」



 「まってってね。 とびっきりかわいい名前つけてあげるね。」

スヤスヤと眠るワンコの姿。

ここが、わたしの帰る場所。
先生とワンコが待ってるこの部屋。


ずっとこの幸せが続きますように・・・。