「うわあ…私でも眞木さんの甘党には勝てなそう。」
旭オススメのバイキング。キヨちゃんは幸せそうに目を細めて紅茶のケーキを食べている。
ってか、すでに5つ目のケーキだよ、キヨちゃん。
「かじはらあさひ、これ、んまいよ?あーん。」
キヨちゃんの仲良しの証あーんが旭を襲う。
「え、あーん…って恥ずかしいわっ!…美和、眞木さんって普段からこんななの?無口で怖い人だと思ってた。」
「だから言ったじゃん。キヨちゃんはいい人だよ?甘党だし、イケメンだし、この通りの不思議系男子だし。」
なんだか旭は今までの固定概念が覆ったらしく、困惑気味だ。



