【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》

「私もう送ったよー!」



「あ、俺も送信完了だよー。」



ハサミで分け終わった頃、旭とカゲもこちらにやって来て話していた。



「はい、好きなの引いて。」



私はシールの裏面を向けて皆に差し出す。



三人がそれぞれ引くと、私は残りの一本のシールの繋がりをもらって、財布の中に入れた。



そして携帯を開き、旭とカゲから来た画像を保存する。



前が女子で後ろが男子に別れてるのがカゲの選んだ画像。



私とキヨちゃんが前で、旭とカゲが後ろにいるのが旭の選んだ画像。



私は、何となくなんだけど、旭の選んだ画像のキヨちゃんが凄く生き生きした笑顔に見えて、こっそり待受にしてしまった。